ソフトバンクが今、ブロックチェーンについて、一風変わった技術検証を進めている。ブロックチェーンを応用した国際募金プラットフォームのプロトタイプを開発するため、競技プログラミングサイト「Topcoder」で、技術コンテストを実施しているのだ。 なぜソフトバンクは、ブロックチェーンの応用先として「国際募金」に着目したのか。Topcoderを使ってどのようにシステム開発を進めるのか。ソフトバンク 情報システム統括 ITサービス開発本部 副本部長の福泉武史氏と、ITサービス開発本部 BRM推進室 担当課長の坂口卓也氏に聞いた。 いつごろからブロックチェーンの技術開発を検討していたのか。 2年くらいから前から調査研究を進めていた。ブロックチェーン技術の本質とは何なのか。情報を収集しながら考えるうちに、「まずはソフトウエアとして実装し、自分でいじってみないと分からない」と考えるようになった。 そこで、