【ロンドン=内藤泰朗】英国王立防衛安全保障研究所(RUSI、本部・ロンドン)のロシア人軍事専門家、イーゴリ・スチャーギン氏(49)がこのほど、産経新聞とのインタビューに応じ、ウクライナ南部クリミア半島を併合したロシアの次なる狙いが、同半島に連なるウクライナ南東部とアゾフ海の実効支配にあるとの見方を示した。 同氏によると、クリミア半島は北部で本土とつながっているが、事実上、「島」と同じ。物資や水、エネルギーなどの補給は本土に頼っている。 同氏は、「ロシアが半島を安定したロシア領とするには、ウクライナ南東部のアゾフ海に面したドネツク州、ザポロジエ州、ヘルソン州の支配が欠かせない。ロシアはウクライナ南東の回廊を確保できれば、アゾフ海をロシアの内海とし、補給などの問題を一挙に解決することができる」と指摘した。ただ、その場合、ウクライナは徹底抗戦し、流血を伴う「熱い戦争になるだろう」と強調した。 ま
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