映画やテレビで活躍のブラックミストフィルター カメラがデジタル化されてデジタルフィルター機能が搭載されるようになり、レンズフィルターよりも撮影後の画像をカメラ側で加工することが増えてきた。これに合わせてカメラメーカーも個性的なエフェクトを次々と開発し、現在では定番の機能となっている。その流れとは別に高解像度でシャープすぎるカメラの描写に対して、ハイライトとシャドーのコントラストを抑えるために生まれたのが“ブラックミストフィルター”である。 元々、映画やテレビ撮影などで使われる動画用フィルターだったが、その人気の高さからカメラ用が発売された。主に人物向けで、光源をやわらかくする効果があり、夜景の光や逆光、木漏れ日などの点光源もフワッと幻想的な雰囲気に仕上げてくれる。今回はブラックミストに加えて、同様の効果を持つKANIのCDFフィルター、比較用に従来からあるケンコー・トキナーのMCプロソフト