そごう・西武の労働組合によるストライキで臨時閉館した西武池袋本店前でデモ活動する関係者ら =8月31日午後、東京都豊島区(松井英幸撮影) セブン&アイ・ホールディングスは1日、傘下の百貨店そごう・西武の米投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループへの売却を完了したと発表した。そごう・西武はフォートレス傘下に入り、店舗改装などの投資を進め再建を図る。 そごう・西武の売却額は2200億円だが、2千億円規模の有利子負債を差し引くなどすると実質8500万円になる見込み。 そごう・西武を巡っては、雇用の維持の観点から売却に反発する労働組合が8月31日に、西武池袋本店(東京都豊島区)でストライキを実施。セブンは、手続きが遅れれば企業価値や雇用に悪影響があるとしてスト中に売却を決めた。