都知事選立候補を表明した松沢成文神奈川県知事=1日午後、東京都港区、長島一浩撮影 神奈川県の松沢成文知事(52)は1日、東京都内のホテルで記者会見し、4月の都知事選に無所属で立候補すると正式に表明した。 環境や医療態勢など都県を越えた広域的な課題を解決するため、東京、神奈川、埼玉、千葉の「首都圏連合」の強化を政策の柱に掲げた。羽田・成田両空港の連携強化にも意欲を見せた。また、公共的な施設を対象にした受動喫煙防止条例など、神奈川県で実施した施策に東京でも取り組む考えを示した。 都知事選に転身する理由については、「日本の政治を再生するために、経験や能力を最大限生かせる立場はどこか問いかけた。首都・東京は国に大変な影響力がある」と述べた。 石原慎太郎都知事(78)の後継として擁立する動きもあるが、石原知事にはこの日、電話で立候補の意向を伝えたといい、「『頑張れ』ということだった。それ以上