九州・山口で水不足深刻化 給水制限の地域も2011年4月15日0時6分 印刷 Check 九州・山口で降水量の少ない状態が続いている。福岡管区気象台によると、3月〜4月上旬の各地の降水量は平年比で1〜5割ほど。給水制限が始まっている地域もあり、同気象台は農作物や水の管理などに注意を呼びかけている。 大分県豊後大野市の師田原ダムでは今月下旬にも給水制限が始まる。貯水率は14日現在5.6%。管理する大野町土地改良区は同日、農業用水を利用している農家に通知を始めた。 同ダムは有効貯水量約290万トンで、農業用としては県内3番目の規模。同市大野町の農家約1300戸に水を供給している。同市では昨年8月、降水量が過去最少の23ミリを記録。9〜11月は平年値を大きく下回り、今年1、3月は過去最少だった。県内では2月から臼杵市の石場ダムで給水制限が行われている。 宮崎県内も深刻だ。宮崎地方気象台によると、