原発運転員“マスクせずに作業” 5月31日 12時53分 東京電力福島第一原子力発電所の2人の運転員の体内から高い値の放射性物質が検出された問題で、2人は厚生労働省に対して「マスクを装着せずに作業していた」と話していることが分かりました。厚生労働省は、2人と同じ場所で作業していた数十人についてもすぐに検査を受けさせるよう、東京電力に指導しました。 この問題は、福島第一原子力発電所の3号機と4号機の中央制御室で働いていた2人の運転員の体内から高い値の放射性物質が検出され、これまでに受けた全身の被ばく量が緊急時の限度の250ミリシーベルトを超えている疑いがあるものです。厚生労働省によりますと、2人の運転員は「3月12日に水素爆発が起きた直後には、放射性物質の吸い込みを防ぐマスクを装着せずに作業を行っていた」と話しているということです。また、中央制御室には、当時、2人のほかに数十人の作業員がいた