政府は8日、マイナンバーカードをめぐる一連のトラブルを受けた総点検の中間報告を公表した。 「総点検」を進める、全国の団体や自治体を取材すると、見えてきたのは「手作業」に頼らざるを得ない現場だった。何が起きているのか? (塘田捷人、市野凜) ※(更新)記事の最後で動画をご覧になれます。 “新たに1000件” 8日、総理大臣官邸で開かれた、政府の「マイナンバー情報総点検本部」。 カード取得者向けの専用サイトで閲覧できる情報がマイナンバーに正確にひも付けられているか確認する総点検の中間報告が行われた。 総点検は、マイナンバーカードを取得した人向けの専用サイト、「マイナポータル」で閲覧することができる税や健康保険証、住民票の情報など29の項目について、マイナンバーへの情報のひも付けが正確に行われているかを確認する。 中間報告では、 ▼カードと一体化した保険証に誤って他人の情報が登録されていたケース