参議院議員・河井案里被告の第21回公判が19日行われ、「克行被告から完全消去したいと依頼を受けた」と供述した、インターネットのコンサルタント業者の調書が読み上げられました。 19日の裁判では、インターネットの、コンサルタント業者の男性の供述調書が読み上げられました。 男性の供述調書によりますと、案里被告陣営の選挙違反に関する週刊誌の疑惑報道が出た後の2019年11月ごろ、案里被告の夫で、元法務大臣の河井克行被告から赤坂の議員宿舎に呼ばれ、現金配布先リストやスタッフ給与リストのタイトルのフォルダーについて、「データを復元できないように完全消去したい」などと依頼を受けたということです。 男性は、ソフトを使って赤坂の議員宿舎にある克行被告のパソコン内のフォルダーのデータを削除した後、その足で議員会館に向かい、克行被告に聞いた暗証番号で、衆議院議員会館の事務所内に入り、同様にデータを削除。 翌日に