ブルネイのハサナル・ボルキア国王。イスラム法に基づく刑罰について、適用に猶予期間を設ける考えを明らかにした/AFP/Getty Images (CNN) ブルネイのボルキア国王は5日、同性愛行為で有罪となった被告に対する死刑適用を猶予する方針を明らかにした。同国が厳格なイスラム法を先月施行したことに対し、国際社会からは非難の声が上がっており、反発を和らげる狙いがあるとみられる。 ボルキア国王はテレビ演説で猶予措置の延長を表明。国連の拷問等禁止条約を批准する考えも示した。 ブルネイは4月、同性愛行為や不倫、強姦(ごうかん)で有罪判決を受けた被告を厳罰に処す方針を発表した。新たな刑罰には石打ちによる死刑も含まれていた。 これに対し、ジョージ・クルーニーさんらセレブが人権団体とともに国王所有ホテルのボイコットを呼びかけたほか、JPモルガンやドイツ銀行なども従業員にブルネイ所有ホテルの利用を避ける