「投票に行きましょう」「投票は未来への投資」――。韓国大統領選の投票を促す動画のコメントだ。役所のお堅い呼びかけと思うなかれ。人気俳優のイ・ビョンホンさん、チョン・ウソンさんといった韓流スターや作家ら38人の著名人が無償で出演を買って出た。韓国の有権者だけでなく、日本の韓流ファンにも一見の価値がありそうだ。 9日に迫った今回の大統領選。朴槿恵(パククネ)前大統領が罷免(ひめん)されたことで、いつもは冬に行われていた投票が5月に前倒しされた。花咲く季節の選挙ということで、このキャンペーンは「0509バラプロジェクト」と銘打たれた。 所属する団体に関係なく、趣旨に賛同した著名人らが参加。出演者以外にも、企画、撮影などにたくさんの人たちが協力した。 イ・ビョンホンさんは日本のファンもとりこにしてきたあの低い声で、「私は、私が望む大統領を選びに行きます」と語る。 「選んでください」「任せてください
19日で4週連続となった、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を求める集会は、過去3回のように野党の支持基盤である労働組合や市民団体だけでなく高校生ら若者の姿が目立った。幼いころから激しい受験競争に追われてきた若者にとって、何の公的肩書もない一人の民間人女性にすべて委ねていたかのような朴氏の国政運営に、怒りと絶望感が漂っているためだ。【ソウル大貫智子】 ただ、朴氏の父親の朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領を知る高齢者を中心に朴氏への根強い支持もあり、19日は朴氏が疑惑の一部を認めて謝罪した10月25日以降初めて朴氏擁護の大規模な集会も開かれた。韓国国内の混乱は世代間対立の様相を見せ始めている。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く