(CNN) 1986年、打ち上げ直後に爆発した米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「チャレンジャー」の断片が、フロリダ州東部沖の海底で見つかった。NASAと米歴史番組専門チャンネル「ヒストリーチャンネル」が10日に発表した。 断片の大きさは約6メートル。ヒストリーチャンネルで今月から放送予定のシリーズ番組のため、北大西洋で第2次世界大戦中に消息を絶った航空機を捜索していたチームが発見した。 チャレンジャーは86年1月28日、打ち上げの73秒後に空中分解し、搭乗していた7人全員が死亡した。この中には、民間人として初めて宇宙飛行を経験するはずだった教員1人が含まれており、テレビで打ち上げの様子を見守っていた視聴者や全米の子どもたちに大きな衝撃を与えた。 NASAは今回見つかった断片について、チャレンジャーの事故で亡くなった宇宙飛行士や遺族に配慮しながら今後の扱いを検討すると表明した。 断