長い髪に真っ赤なミニスカート。「私は男性で生まれましたが、自分の中に女性の心があると気づきました。だから、いまは女性として生きています」。2月22日、北九州市立三郎丸小学校の教壇に、自らをトランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)だとカミングアウトしている宮崎猛志さん(58)=同市若松区=が立った。LGBTについて子供たちに理解してもらおうと、学校での取り組みが広がる。 宮崎さんはケアマネジャーとして働きながら、歌手ROSE(ローズ)として、福祉施設や幼稚園で歌を披露する活動を続けている。 世の中には、女性の体で男性の心があって、男性として生きている方もいます。男の人が男の人を好きになったり、女の人が女の人を好きになったりします。バイセクシュアルは、男の人も女の人も好きになることができる人です。 ローズさんは、LGBTにつ…
2017.09.03 10:00 ルッキズムのない社会ってどんなもの? 日向市のサーファー動画とテッド・チャン「顔の美醜について」 「海、似合うようになってきたね」。肥満気味の男性が、失恋をきっかけに始めたサーフィンを通じて精神的に――そして痩身になることで、身体的に――「健康」になっていく。そんな一見穏当で健やかなビフォーアフター物語を軸にした宮崎県日向市のPR動画「Net surfer becomes Real surfer」が議論を呼んだのは、この動画の物語が(あるいはそれを観るあり方が)ルッキズムを動員しているのではないか、という点だ。 ルッキズムってなに?――日向市PR動画と「放っておいてください」 ルッキズムとは「外見に基づく差別・偏見」という意味で、レイシズム(人種差別)やセクシズム(性差別)から派生する形で70年代末から使われ始めた、比較的新しい言葉だ(オックスフォード英語
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