古代ギリシャの都市遺跡キュレネにあるゼウスの神殿。リビア東部で(2021年3月9日撮影)。(c)Abdullah DOMA / AFP 【5月12日 AFP】北アフリカのリビアにある古代ギリシャの植民都市キュレネ(Cyrene)。その見事な遺跡は、2011年に起きた革命と、その後10年続いた内戦を耐え抜いた。しかし今、ブルドーザーによる破壊と略奪という新たな脅威にさらされている。 リビアの地中海沿岸部のほぼ東端にある風の強い丘の上。ゼウス(Zeus)の神殿では、数か月続く停戦期間を利用して訪れた数人のリビア人旅行者が暖かい日差しを浴びながら散策していた。 アポロン(Apollo)の神殿や円形劇場を巡った後は、キュレネの博物館へ。ここには、頭部のないギリシャ神の胸像や大理石の裸体像が所蔵されている。 紀元前7世紀に建造された都市キュレネは1982年、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESC
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