光タクシー(浦添市)曙営業所の夜勤運転手、元(もと)俊晶さん(48)が6月上旬、浦添市の海岸近くで降ろした乗客の思い詰めた様子に「自殺するかもしれない」と判断し、110番通報した。駆け付けた警察官2人が海に飛び込み、胸までつかっていた30代の女性を間一髪で救助。
沖縄都市モノレール(通称ゆいレール、那覇市、美里義雅社長)が延長整備を進めてきた浦添区間の開通時期について、早ければ夏ごろとしていた開業日がさらに遅れる見通しとなっている。複数の関係者によると、10月1日の案などで調整を進めている。 延長区間の工事で入札不調が出たほか、土地取得の遅れなどが影響した。モノレール社では5月までに正式な開業時期を決定する。 モノレールの浦添延長は2013年から事業が始まった。当初は19年春の開通に向けて、既存の首里駅から浦添市のてだこ浦西駅までの4・1キロについて橋桁やレール、駅舎などの整備を進めてきた。 建設業の人手不足が深刻化する中で作業現場に配置する技術者が足りなくなったことや、業者が工事の入札参加を見送るケースが多くなったことなどから、工期がずれ込むこととなった。モノレール社は昨年5月に、開業時期を19年夏ごろに変更していた。 土地取得も一部で難航してい
沖縄県の那覇市内に沖縄都市モノレール線(ゆいレール)が開業してから16年。浦添市内への延伸区間がまもなく開業しますが、車両を増やして3両編成にする構想も浮上しました。その背景にはハイペースで進む利用者の増加があります。 ハイペースで利用者が増加中 戦後の長いあいだ、鉄道の営業路線が存在しなかった沖縄県。その那覇市内の那覇空港駅と首里駅を結ぶ、「ゆいレール」こと沖縄都市モノレール線が2003(平成15)年に開業して16年がたちました。現在は那覇市に隣接する浦添市内へ路線延伸事業が進行中。工事は終盤を迎えており、2019年4月からは運転士の訓練運転も始まりました。 拡大画像 2両編成の列車が走るゆいレール(2019年4月、恵 知仁撮影)。 こうしたなか、開業からいまに至るまで2両編成で運転されているゆいレールの列車を1両増やし、3両にする構想が浮上しています。利用者が増え続けているためです。
2両編成のゆいレール 沖縄都市モノレール社と沖縄県、那覇市、浦添市は22日、輸送力増強を検討する会議を開き、2030年までにモノレールの3両編成を目指す方針を決めた。県の調査を基に、現行の2両編成では30年の予測乗客数に対応できないと判断した。3両編成に向け4者は25日にも政府へ支援を要請する。沖縄都市モノレール社は「快適な環境とサービス提供のためにも、30年までには3両化する必要がある。車両編成に必要なホームドアの改築などを早期に進める」との考えを示した。 19年夏以降に浦添市までの延長区間が開業予定で、20年には那覇空港第2滑走路の利用開始で利用客の大幅な増加が予想される。利用客増加に伴い、沖縄都市モノレール社はこれまで、増便などで対応してきた。同社の担当者は本紙の取材に「延伸後は現行の2両編成で、ダイヤなどを工夫して対応する」と述べた。一方で「運転間隔の短縮には限界がある」と強調し、
1996年3月28日、日米合同委員会は嘉手納、普天間両基地の航空機騒音規制措置について、合意した。嘉手納基地では場周経路、訓練時間、エンジンテストなど騒音を軽減するための措置が列挙され、最後に「第18航空団司令官、その部下及び嘉手納飛行場を使用する飛行部隊司令官は、騒音問題及び規制措置について厳重な注意を払う」と明記されている。 ところが、その後、嘉手納町役場が行った行政区ごとの聞き取り調査では「たいへんうるさい」「うるさい」が9割を占めた。そして騒音によって「被害を受けている」と答えた人も9割に上り、合同委員会の合意次項が意味をなしていないことがわかる。 騒音の削減には在来機の飛行に注意を払うだけでは足りない。外来機を減らすことが不可欠であり、新たな常駐機を増やさないことが肝心である。 実際には昨年10月、8機の無人偵察機MQ9が無期限で配備され、今回、さらに期限付きとはいえ大型の無人偵
沖縄県が沖縄都市モノレール(ゆいレール、美里義雅社長)を現在の2両編成から3両化する検討を進めていることが、10日までに分かった。那覇市を走るゆいレールは利用者の増加により混雑率が高まっており、今夏の路線延長や2020年の那覇空港第2滑走路の利用開始でさらに乗客が増えるとみられる。県は需要増に対応して、3両化に加えて増便や運転間隔の短縮なども含めた輸送力増強についての方針を18年度中にまとめる考えで、19年度予算案には具体策を検討するための経費約5千万円を計上した。 那覇市内を走るモノレール。現在の2両編成から3両編成への変更が検討されている 県土木建築部の担当者は「夏に予定している延長区間の開業や那覇空港の第2滑走路の供用開始が控えることを踏まえると、ゆいレールの需要はさらに増えるだろう」と説明。「今後さらに延伸する場合には4両になる可能性もある」と4両化についても言及している。 ゆいレ
那覇市は2019年度に策定する「地域公共交通網形成計画」で次世代型路面電車(LRT)を基幹的公共交通機関に位置付ける方針を固め、19年度からLRT導入に向けた本格的な議論を始める。15~17年度にはLRTの導入可能性を調査し、三つのルート素案を設定、概算事業費や1日当たりの需要などを試算した。
那覇市は、真和志地域への次世代型路面電車(LRT)の導入に向けた検討を本格化させている。2015~17年度の調査から、真和志地域を通過して南風原方面、真玉橋方面、新都心方面行きの3ルートを素案として選定した。19年度から都市交通協議会で関係者と協議を始め、道路交通網の構想となる「地域公共交通網形成計画」へのLRTの位置付けを目指す。 市は、将来の人口減や公共交通の利便性が悪い真和志地域のまちづくりなどの視点から、新たな公共交通システムの導入を目指している。15~17年度にLRT導入に向けた課題整理や事業費などの試算に関する調査を実施。移動性や観光、まちづくり、福祉の観点から3ルートを選定した。 試算では概算事業費が1ルートごとに約322億~529億円。沿線の人口などから算出した需要は1日約9600~1万3700人で、初期投資の償還などを除いた収支計画は3ルートとも黒字となった。実際の導入に
ホーム 今日のニュース ニュース 乗客苦情「危ない」 沖縄本島東海岸の路線バス、速度超過に急ブレーキ頻繁 運転手、定時「間に合わない」 「本島東海岸を走る路線バスが速度超過を繰り返している。乗っていて危ないと何回も感じた」―。読者から本社編集局に情報が寄せられた。話によると、かなりのスピードを出して走るバスは、急ブレーキも頻繁だという。公共交通の路線バスが一般道で飛ばすことがあるのか? 8月中旬、取材班は読者が寄せた情報を基に、那覇発名護行きのバスに乗った。 ■記者が乗車 制限速度50キロの一般道を80キロ以上のスピードを出して走るバス=8月、金武町 日を変えて3回乗車した。そのうち1回は東海岸の国道329号で制限速度50キロの道路を80キロ以上で走るのを体感した。急ブレーキを踏むこともあり、乗客が運転手に速度超過について苦情を言う一幕もあった。なぜこのような危険運転がまかり通るのか。
沖縄戦で奪われたものは、住民の命だけではなかった。戦前から沖縄の人々の暮らしを支えてきた重要な公共交通だった県営の県軽便鉄道(ケービン)も空襲などで破壊された。それらは戦後の米施政権下でも復興されず、日本復帰後も鉄軌道が敷設されることなく沖縄の車社会が形成され、深刻な交通渋滞を引き起こしている。現在はかつての鉄道に代わって、県都那覇市に沖縄都市モノレールが敷かれて新たな県民の足として利用されている。戦後72年がたつ現在は那覇市に隣接する浦添市へのモノレール延伸が着々と進められている。さらには那覇と名護の沖縄本島を南北で結ぶ鉄軌道の検討も進む。 公園整備で発掘された県軽便鉄道のレール。後方の機関車は南大東島のサトウキビ運搬用の車両=6月21日、那覇市壺川東公園 戦争で消えたレール 米軍は再建せず 沖縄県内の鉄道は明治時代から民間資本での建設が計画されてきたが、資金不足などで計画倒れになってき
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く