安室奈美恵さんの最後のツアー映像を収めたDVDとブルーレイ広告の巨大看板前では、記念写真を撮影する人の姿が絶えなかった=東京・渋谷駅前で2018年8月29日午後0時22分、竹内紀臣撮影 引退した歌手の安室奈美恵さんが2~6月に開催した最後のコンサートツアーで、知的障害者に発行される「療育手帳」を身分証として提示した客が入場を断られた問題で、本人確認の業務を請け負った電子チケットサービス大手の「ボードウォーク」(東京都千代田区、飯田尚一社長)は27日、療育手帳を8月まで公的な証明書と確認していなかったことを明らかにした。 ボードウォークは30日まで公式サイトで療育手帳で入場を断られた客を対象に返金の申し込みを受け付けているが、そのことを公表したのは8月26日だった。
最高気温がたびたび全国最高を記録するなど猛烈な暑さで知られる群馬県館林市で今夏ちょっとした“異変”がみられた。地域気象観測システム(アメダス)が住宅街から高校のグラウンドに移設された6月以降、最高気温が1度も全国トップにならなかった。館林ならぬ「ズル林」などとインターネット上で冷やかしもみられるが、地元の受け止めは--。【杉直樹】 旧観測所は館林消防署の敷地内のアスファルトの上にあり、周りは集合住宅や駐車場に囲まれている。新観測所は消防署の移転予定に伴い、6月から西へ約2キロ離れた館林高校のグラウンドに設置された。これ以降、新観測所が公式データとなったが、気象庁は社会的な関心の高さなどから、7月2日から旧観測所の最高気温もあわせて公表してきた。
記念撮影のため階段を下りる安倍晋三首相(中央)と閣僚ら=首相官邸で2018年10月2日午後7時13分、竹内紀臣撮影 2日に発足した第4次安倍改造内閣。先月の自民党総裁選で支援を受けた各派閥からの新入閣が相次ぎ、論功行賞の色が濃い顔ぶれとなる中、新内閣は国民の期待に応えられるのか。「選挙までの時間稼ぎだ」「結局おじさんだらけ」。有識者らからは疑問や不満の声があがった。 「それぞれのポジションで腕を磨いてきた実務型の人材を結集した。『全員野球内閣』だ」。安倍晋三首相は2日夕に首相官邸で開いた記者会見で、内閣改造の狙いをこう説明した。 自信をのぞかせる首相の姿に「前回の改造では『仕事人内閣』と名付けておきながら、安倍内閣として過去最多の12人を初入閣させるのは矛盾していないか」と首をかしげるのは、時事問題について積極的に発信する時事芸人のプチ鹿島さん(48)だ。
国指定重要文化財の金沢城石川門と兼六園を結ぶ石川橋(金沢市兼六町)で先月から今月にかけて、飛び降り自殺を図ったとみられる死亡事故が2件相次いだ。国内有数の観光地ということもあり、景観保持と安全確保の兼ね合いは大きな課題。金沢市の街づくりに取り組む金沢大名誉教授の川上光彦さん(71)=都市計画=と現場を歩き、対策を考えた。【岩壁峻】 2件目の事故から一夜明けた2日。平日にも関わらず、金沢城公園や兼六園を訪れる観光客は引きも切らない。「県にとっても歴史的に重要な場所。緊急的な措置でネットを張ることも考えられるけど、景観的にはない方がいいですね」。兼六園方向から石川門へと足を向けながら、川上さんはつぶやいた。
NHKが昨年10月に記者の佐戸未和(さど・みわ)さん(当時31歳)の過労死を公表して4日、1年がたった。佐戸さんの両親が先月、毎日新聞の取材に応じ、「長時間労働が放置された背景を知りたいが、答えてくれない」などと述べ、今もNHKへの不信感を払拭(ふっしょく)できない心境を明らかにした。 佐戸さんは2005年入局。NHKの首都圏放送センターの記者だった13年7月に過労死し、14年5月に労災認定された。NHKは死後4年以上たった17年10月4日に、この事実を公表した。 母恵美子さん(69)はこの1年、シンポジウムなどで長時間労働の撲滅を訴えたり、働き方改革関連法案に盛り込まれた「高度プロフェッショナル制度」の導入反対などを訴えたりしてきた。恵美子さんは「未和は私たちの宝物で、過労死から何年たっても悲しみが癒えることはない。過労死は後を絶たないが、こんなに悲しいことは絶対に増えてほしくない」と強
全体支出は3兆円規模か 会計検査院が試算を明らかに 会計検査院は4日、2020年東京五輪・パラリンピックを巡る国の支出額が8011億円に上るとの試算を明らかにした。これまで国は大会関連予算を1127億円と説明しているが、7倍以上も上回っている現状が浮かんだ。東京都と大会組織委の負担分と合わせると、全体の支出は20年までに3兆円に達する可能性が高い。検査院は国に、施策と大会の関連性を精査して全体規模を示すよう求めた。 これまで東京五輪・パラリンピックの大会経費は1兆3500億円とされ、東京都と組織委が6000億円ずつ、国が1500億円を負担することで合意。都は別に関連経費として8100億円を見込んでいる。一方、国が公表してきたのは「大会の運営や開催機運醸成に直接資する」などの要件を満たす41事業(2016~18年度予算分)の1127億円だけだった。だが、この額には次世代アスリートの特別強化な
当選証書を受け取り、笑顔の玉城デニー新知事=4日午前10時半ごろ、県庁 県選挙管理委員会は4日午前10時半、県庁で県知事選当選証書付与式を開き、9月30日の第13回県知事選で39万6541票を獲得した玉城デニー氏(58)=本名・玉城康裕氏=に当山尚幸委員長が当選証書を手渡した。任期は2022年9月29日までの4年間。当選の効力の発生と同時に、玉城氏は1972年の日本復帰後8人目の県知事に就任した。8月8日に翁長雄志氏が知事在任中に死去して以降、県知事の欠けた状態が57日ぶりに解消し、玉城新県政の公務がスタートした。 当選証書を付与した当山委員長は「前知事の逝去に伴い当初予定より日程が前倒しとなり台風24号の影響も受けたが、厳しい選挙戦を制して当選したことに敬意を表する。145万県民の付託に応えるべく活躍を期待する」と激励した。玉城氏は集まった報道陣に「県民の声を受け止めて日々精進して頑張っ
9月30日の沖縄県知事選挙で新たな知事に選ばれた玉城デニーさん(58)に対する殺害予告や脅迫、誹謗(ひぼう)中傷が、2日までにSNS上に複数書き込まれている。ある発信者は短文投稿サイトのツイッターに「戦後日本を守ってきたのは米軍基地と核」だと断言した上で、それを否定する玉城さんを「もう殺すしかない」「こいつを殺さなければ、沖縄県民の尊い命が失われる」と記した。 ツイッターでは他にも「デニーの暗殺・暗殺。それが一番良い。」や、「何万人死のうが関係ありません。日本中央政府は武力を持って沖縄地方の『再占領』です。この再占領計画で亡くなった人達は『玉城デニー』とデニーを選んだ人間を恨んで下さい。」(いずれも原文まま)など過激な書き込みがあった。 これらの書き込みには批判も相次ぎ、すでにアカウントを削除した発信者もいる。
ホーム 今日のニュース ニュース 乗客苦情「危ない」 沖縄本島東海岸の路線バス、速度超過に急ブレーキ頻繁 運転手、定時「間に合わない」 「本島東海岸を走る路線バスが速度超過を繰り返している。乗っていて危ないと何回も感じた」―。読者から本社編集局に情報が寄せられた。話によると、かなりのスピードを出して走るバスは、急ブレーキも頻繁だという。公共交通の路線バスが一般道で飛ばすことがあるのか? 8月中旬、取材班は読者が寄せた情報を基に、那覇発名護行きのバスに乗った。 ■記者が乗車 制限速度50キロの一般道を80キロ以上のスピードを出して走るバス=8月、金武町 日を変えて3回乗車した。そのうち1回は東海岸の国道329号で制限速度50キロの道路を80キロ以上で走るのを体感した。急ブレーキを踏むこともあり、乗客が運転手に速度超過について苦情を言う一幕もあった。なぜこのような危険運転がまかり通るのか。
「社会の負の側面を見てきたからこそ、困っている人や社会的に弱い立場の人のために、できることがあると思い、きょうまでやってきた」ーー。沖縄県知事選挙で初当選を確実にした玉城デニーさん。昨年10月の衆院選時に、政治家を志したきっかけなどを聞いた記事を再掲します。
「兄さん、うちの屋上からよく見えるよ」。県民の反対を無視し、日米がMV22オスプレイを普天間飛行場に強行配備したのは2012年10月1日。当時、宜野湾市上大謝名で撮影場所を探していると女性が自宅に招き入れてくれた ▼大挙集まった全国メディアにも屋上を開放。撮影を終え、そそくさと帰り支度する一団にこう懇願した。「沖縄は新たな苦しみが始まる。これでおしまいじゃなくて、私たちの声を聞き続けてね」 ▼それでも全国報道の多くは「配備された」「訓練を始めた」「県民の反発が予想される」とまるで傍観者のよう。日本全体の問題は「沖縄問題」に矮小(わいしょう)化され、他人事(ひとごと)とされた ▼全市町村長が配備撤回を求めて安倍晋三首相に渡した建白書の危機感を、多くの国民が自分事として受け止めてくれていればと強く思う。あれから6年。くしくも10月1日にCV22オスプレイが東京・横田基地に配備された ▼特殊作戦
水泳のクロールで速く泳ごうとすればするほど、キック動作(バタ足)は前に進む力に貢献しにくくなる――。こんな研究結果を、筑波大と東京工業大の研究チームがまとめた。秒速1・3メートル(100メートルのタイムで76秒92に相当)より速くなると、足の動きで生じる水の抵抗が大幅に増えるという。生体工学の専門誌「ジャーナル・オブ・バイオメカニクス」(https://doi.org/10.1016/j.jbiomech.2018.05.027)に論文が掲載された。 研究チームによると、クロールのバタ足は下半身を持ち上げて水平に近い姿勢をとるためには必須で、抵抗を減らすのに貢献していると考えられてきた。 クロールで速く泳ごうとすると腕の回転も増やす必要がある。しかし、腕とキックの動きは連動しているため、キックの回数も増加してしまう。実験では、ワイヤを付けた水泳選手に水槽内で①腕と足で泳ぐ②腕だけで泳ぐ③体
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く