仏パリの高級ホテル、パークハイアット・パリ・ヴァンドームの入り口(2011年5月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOEL SAGET 【10月1日 AFP】仏パリ(Paris)の労働審判所は、2010年にパリの高級ホテルでカタール人宿泊客から性的暴行を受けた清掃員の女性にホテルなどが5万7000ユーロ(約650万円)を支払うよう命じた。 AFPが9月30日に内容を確認した判決によると、事件が起きたのは5つ星ホテルのパークハイアット・パリ・ヴァンドーム(Park Hyatt Paris-Vendome)で、加害者はカタール王子の側近の一人だった。 同ホテルは清掃スタッフをこうした事件から守る十分な安全措置を講じていなかったほか、事件の夜に警察に通報せず、翌日に加害者の逃走を可能とした点でも過失を認められた。 労働審判所は同ホテルに3万ユーロ(約340万円)、清掃員を派遣した会社に2万70