エチオピア・ティグレの州都メケレにある病院でベッドに座っている女性。エチピオア・エリトリア軍それぞれの兵士に集団レイプされた(2021年2月27日撮影)。(c)EDUARDO SOTERAS / AFP 【4月7日 AFP】エチオピア北部ティグレ(Tigray)州にある軍駐屯地で営舎の一室に閉じ込められ、エチオピア兵にレイプされたとティアハスさん(仮名、40)は明かした。兵士らは毎日1回、多い時は10人も外に並び、「まるで水くみにでも来たように」順番待ちしていたと話す。 ティアハスさんは、紛争下のティグレの州都メケレ(Mekele)の路上で日中、兵士らに連れ去られた。それから2週間、集団暴行は続き、その後、車で家まで送り返されたが、その2日後、外出禁止令が敷かれている夜間に自宅に押し入ってきた1人の兵士にレイプされた。隣の部屋では幼い3人の子どもがおびえていた。 「もうティグレでは安心して