インド・ニューデリーでスモッグの中を歩く人々(2021年11月4日撮影)。(c)Sajjad HUSSAIN / AFP 【11月5日 AFP】ヒンズー教最大の祭典「ディワリ(Diwali)」が行われているインドの首都ニューデリーは4日、濃いスモッグに覆われた。 ニューデリーの人口は約2000万人。世界で最も大気汚染が深刻な都市の一つで、特に冬季は工場からの排煙や車の排ガス、焼き畑の煙などが分厚く垂れ込める。 4日朝は街全体が灰色がかった黄色のもやに包まれた。今後数日間は状況が悪化する恐れがあると専門家は警告している。 インド政府の監視機関、大気質気象予測研究システム(SAFAR)の観測によると、4日には人体に有害な微小粒子状物質(PM2.5)の平均値が、世界保健機関(WHO)の基準値の15倍を超える1立方メートル当たり389マイクログラムとなった。SAFARは住民に屋外での活動を避け、外