米ミネソタ州ミネアポリスの郡裁判所前に置かれた、逆さまに描いた星条旗の上に警察に命を奪われた人々の名前と大きなSOSを書き込んだ板(2021年12月20日撮影)。(c)Kerem Yucel / AFP 【12月27日 AFP】米国では今年、都市の大小を問わず殺人件数が過去最多を更新した。昨年、新型コロナウイルス流行の真っただ中で生まれた悪循環に、当局の対応は追いついていない。 AFPが取材した専門家は、複数の要因が重なった結果だと指摘。コロナ禍とそれに伴う精神的な負担、経済が回復する中で取り残されるマイノリティー(社会的少数派)の存在、社会に銃器があふれている点などを挙げた。 人口150万人のペンシルベニア州フィラデルフィア(Philadelphia)では今年、少なくとも535人が殺害された。過去最多だった1990年の記録を更新し、二大都市のニューヨーク、ロサンゼルスをも上回った。 フィ
![米都市部の殺人件数、過去最多 コロナ禍で悪循環](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/343f9a101f183d355b96268c670261c78394a327/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Ff%2F5%2F1000x%2Fimg_f56f25169dbf0df1be43cbaedddd3f14320027.jpg)