従来型の携帯電話機(いわゆるフィーチャーフォン)からスマートフォンへの置き換えが世界的に進んでいます。スマートフォンの世界販売台数は2015年にフィーチャーフォンを逆転し、2016年には13億台(フィーチャーフォンは約10億台)に達するとの予測もあります。 薄型テレビやパソコンの市場が減速している今、エレクトロニクス産業の牽引役としてスマートフォンへの期待は高まるばかりです。その中でも一大市場として注目されているのが、10億人の携帯電話ユーザーを抱える中国です。2012年には米国を抜いて世界最大のスマートフォン市場になる見通しです。その後も当分の間、世界トップの市場規模を維持すると予測されています。 この一大市場の覇権を握るべく、米Apple社や米Samsung Electronics社といった先進国で高いシェアを持つ端末メーカーが本腰を入れています。Apple社はiPhoneの圧倒的なブ