「Apple神話の崩壊」という言葉をよく耳にする。米Apple社の株価に着目して、こう表現されることが多いようだ。株価回復を狙う同社は今後どのように動き、エレクトロニクス業界にどんな影響を与えるのか。さらに同社の存在感が薄れると、技術開発はどう変わるのか。 米Apple社の直近の株価は、2012年9月のピークから3~4割下がっている。この半年間に堅調な推移を見せる米国平均(ダウ平均)株価とは対照的だ。まずは、その理由について、エレクトロニクス業界の株式市場をウォッチしているドイツ証券の中根康夫氏(株式調査部 シニアアナリスト マネージング ディレクター)に尋ねた(同氏のコラム「台湾・中国 中根レポート」、関連記事「「iPhone 5」パネル供給不安、部品市場への影響を聞く」)。 「株価が下がっているのは、今後1~2年先の収益拡大への期待がはげ落ちたからだと言える」。ただし、“Apple神話
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