ポイント ・「クラス図」「シーケンス図」などUMLの図同士の整合性を保つ機能を備える ・選択のポイントは「入力のしやすさ」といった作図機能の使い勝手 ・チーム開発で効果を上げるには運用ルールが不可欠 1年ほど前まで1本30万円近くした「Sun Java Studio Enterprise」が,今は無料──。このことに象徴されるように,UML(Unified Modeling Language)モデリング・ツール(以下,UMLツール)の低価格化は著しい。無償のツールに加え,「JUDE」や「Enterprise Architect」といった1本数万円の低価格ツールの機能が充実。日立システムアンドサービスのように「低価格なツールでも十分に実用的」(生産技術本部 主任技師英繁雄氏)と評価し,100本単位で大量導入するケースも少なくない。「UMLツールは,チームで利用する時代に入った」(UMLモデリ