豪ヘロン島沖のグレートバリアリーフで、サンゴの白化状況を調べるダイバー。XLカトリン・シービュー・サーベイの提供写真(2016年4月20日公開、撮影日不明)。(c)AFP/XL CATLIN SEAVIEW SURVEY 【4月29日 AFP】オーストラリアにある世界遺産で世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)の大半が、今後20年以内に死滅する恐れがあると警告する報告書が29日に発表された。気候変動によってサンゴの大量白化現象が加速するためだという。 グレートバリアリーフでは、海水温上昇に伴って白化現象が史上最悪の規模に広がっており、既に全体の93%に被害が出ている。 豪政府が支援する研究機関「オーストラリア研究会議気候システム科学センター(ARC Centre of Excellence for Climate System Science)」の