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科学と文学に関するJoetipのブックマーク (1)

  • 虫愛ずる姫君

    この姫君ののたまふこと、「人々の、花、蝶やとめづるこそ、はかなくあやしけれ。人は、まことあり、地たづねたるこそ、心ばへをかしけれ」とて、よろづの虫の、恐ろしげなるを取り集めて、「これが、成らむさまを見む」とて、さまざまなる籠箱どもに入れさせたまふ。 中にも「烏毛虫の、心深きさましたるこそ心にくけれ」とて、明け暮れは、耳はさみをして、手のうらにそへふせて、まぼりたまふ。 この姫君のいうことは変わっており、「世間の人は花よ蝶よと綺麗なものばかりありがたがるけれど、そうじゃないと思うのよね。人間は、誠実に、物事の質を追求してこそ志があるってものじゃない。」といって、たくさんの虫の、しかも気持ちの悪いなものを集めては「成長するのを観察するのよ」と、籠に入れて飼っていたのです。 特に、「毛虫が、何かを考えていそうなところってすごく惹かれない?」といって、一日中、髪も動きやすいようまとめてしまって

    Joetip
    Joetip 2013/12/08
    「万物の事象を追求してその行く末を予測するからこそ、その理がわかるのよ。人の噂を気にして思考停止するなんて、低俗なこと。」タイムマシンでやってきた未来人だろこの姫君。
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