今朝(6/20)の朝日新聞オピニオン面に、坂野潤治(ばんの・じゅんじ)・東大名誉教授のインタビューが出ている。「二大政党制は幻か」というテーマで、「連立する必要なし 政治崩壊まだ続く 社民主義こそ必要」という見出しがついている。 一読して、首をかしげる部分もあったが、面白いと思える部分も多かった。 坂野氏は、昭和の初めに戦争とテロの脅威が高まった時、政友会と民政党が模索した「協力内閣」が実現していれば政党政治は終わらなかったと思うが、現在、民主党と自民党が連立する必要はない、そんなことをしたら政党政治が埋没し、やる気のある政治家がいなくなると言う。 坂野氏は、福祉のため、困っている人を助けるためなら税金を上げていいと思うが、実態は違うとする。日本にも社会民主主義政党が必要だとする坂野氏は、民主党にその役割を担ってほしかったが、期待はずれだというのである。 共感したのはそのあとの指摘である。