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GSユアサが修復した日本初の電気自動車「デトロイト号」=7日、京都市南区・GSユアサ京都本社(柿平博文撮影) 大正時代に京都の街を走っていた電気自動車を復活させようという試みが進められている。電池大手、ジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ、京都市)の創業者の1人、島津源蔵氏が米国から輸入した「デトロイト号」で、部品を1つ1つ作るところから始まった技術者らの挑戦がようやく実を結び、再び運転できるまでになった。60年以上の時を経てよみがえった“元祖エコカー”は、早ければ来月にもお披露目される見通しだ。 源蔵氏は大正6年1月、GSユアサの前身の1つ、日本電池を創業。同年に2台のデトロイト号を輸入し、蓄電池を自社製のものに取り換えて乗っていた。まだ車が珍しい時代で、黒色でユニークな形の車体を見た人々は、親しみを込めて「源蔵さんのシルクハット」と呼んでいたという。 社長を退任した昭和21年ま
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