過去に爆発事故を起こした治療用高圧カプセル(資料画像) 中国広東省の南雄市人民医院で爆発事故があり、劉さんという65歳の男性患者が死亡しました。 事故が起きたとき、劉さんは高圧の高濃度酸素カプセルに入って、頭のケガの治療を受けているところでした。密閉されたカプセル内で劉さんがタバコを吸おうとして、火がベッドの布に燃え移り、高濃度酸素下で爆発的に炎上したとみられています。 爆発現場からは、劉さんの黒焦げの遺体と、火災の原因とみられる溶けたライターが見つかっています。 劉さんの息子「父親の体は完全に丸焦げで、焼き豚のようでした」 遺族は現在、補償を求めて病院との交渉を行なっています。高濃度酸素カプセル内でタバコを吸ったり、ライターを持ち込む行為の危険性を、医師が劉さんに対して警告しなかったためだといいます。 高濃度酸素カプセルを使った治療は、赤血球がより多くの酸素を運べるように促すことで、ケガ