(前回からの続き) 私が考える “一太郎の敗因”は、森屋義男氏とは、少し違う。 ソフトメーカーが、提案型で新機能を実装するのは間違っていない。「ユーザーが欲しいものを提供すべし」 とよく言われるが、ユーザーは本当に自分が欲しいものが、実は自分ではわかっていないことが多い。 なので、森屋義男氏が言っているような “一太郎 Ver.3 for Windows”を発売していたら、おそらく一太郎はもっと早くつぶれていただろうと思っている。 私が考える “一太郎の敗因”、それは、「マイクロソフトに真っ向から勝負を挑んだこと」だと思っている。 Microsoft Office に対抗して、表計算ソフトを作ったり、データベースソフトを作ったりして、開発リソースを無駄遣いしてしまった。当時の右肩上がりの成長だけを見ていたら、たしかに “一太郎 Office” が成功するように見えたのかもしれない。 一太郎
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