“ファティマ” エルガイム本編においては一切語られることのなかったヘビーメタルをコントロールする為のアンドロイドのような存在です。 このファティマがマークIIの設定画の中に描かれると、瞬く間に本編よりも永野さんが設定画の隅に書き込む内容や、インタビューで語るサイドストーリーこそがエルガイムの本質だと、ファンは永野さんの発言に一喜一憂していたと記憶しています。 番組の初期段階では準備されてはいたものの、表向きには総監督である富野監督が自分には扱いきれないとの判断で削除された設定でしたが、永野さんの中では捨て切れない設定だったと思われ、アニメ誌やムック本で描くイラストには何度もその存在をほのめかす描写がありました。 放送当時中学生だった自分は、そんな永野さんの発信する情報を貪るように読み集めていて、後の趣味志向に多大な影響を受けたのでした。 現在は残念ながら休載中であるファイブスター物語の中で