今回は、「chageコマンド」について。 chageコマンドは、「パスワードの有効期限を指定する」ためのコマンドです。 デフォルトでは、Linuxの一般ユーザ用パスワードに有効期限はありません。すなわち、一回パスワードを設定してしまうと、永久にそのパスワードを使い続けることができます。しかし、本来このことはセキュリティの観点から望ましくありません。長期間同じパスワードを使い続けていると、クラッキング被害に遭うリスクが増えます。パスワードは、定期的に変更するのが望ましい、と言えます。 そこで、パスワードに「○○日間の期限をつける」「期限が切れる前に警告を発する」ように設定することができます。これを実現するのがchageコマンドです。 chageコマンドにはいくつかのオプションがありますが、よく用いられるのは、パスワードの有効日数を指定する「-M 日数 ユーザ名」、パスワードの有効期限の前に警