あの「Winamp」が帰ってくる。 こう聞いても、ピンとこない人が既に多いかもしれない。Winampは1990年代から2000年初頭にかけて、非常に人気があったWindows用のフリーソフトで、多彩な音楽再生機能をウリにしていた。当初は人気を独占していたといってもいいほどで、見た目を変えることができる「スキン」が充実して、プラグインも多く用意されていた。 音楽再生ソフトの変遷 その後、複雑化しすぎたWinampとは対照的な、よりシンプルなUIの「foobar2000」が登場して、人気を二分する形となる。当時は無料でこうした音楽再生アプリケーションを利用できるのが当たり前であった。一方、2009年にMacに対応した有料アプリケーションである「Ammara」が登場。PCオーディオで使う音楽再生アプリケーションは、高機能や品質の高さをうたった商用のものが中心になっていく。「Audirvana」も