宮崎・口蹄疫 国「報告遅い」県「義務ない」 種牛症状めぐり応酬 2010年5月29日 01:12 カテゴリー:社会 九州 > 宮崎 宮崎県の「口蹄疫(こうていえき)」問題で、県が殺処分回避を求めていた種牛から口蹄疫とみられる症状が現れたと28日午前に明らかにしたことについて、農林水産省は知らされていなかったとした上で「発熱などの症状が出た時点で報告すべきだ」と批判した。県側は記者会見を開き「(家畜伝染病予防法では)発熱だけで報告する義務はない」と反論。情報の伝達をめぐり国と県が批判の応酬をする事態になっている。 一方、同日午前の県議会で東国原英夫知事は、口蹄疫の症状が現れた種牛は49頭のうち2頭としていたが、県は同日夜、1頭だったと訂正した。 農水省によると、担当者が同日昼の報道で種牛の感染疑いを知り、県に連絡して事実を確認。未報告について県に再発防止を求めると「県側は口頭で謝罪した」と