桜島(鹿児島市)の昭和火口で21日午前10時20分ごろ、爆発的噴火があり、噴煙が火口から4300メートルに達した。鹿児島地方気象台によると、昭和火口からの噴煙が4千メートルに達するのは今年4月24日以来で、1955年の観測開始以降、史上6位の高さという。 爆発的噴火は今年572回目で、大きな噴石が4合目まで飛散した。この日、午前6時16分にも爆発的噴火があり、噴煙が4100メートルまで上がった。 桜島は今年はじめから活発な活動が続いており、今月7日には観測史上最速の127日目で爆発的噴火500回目を記録している。同気象台は「通常の火山活動の範囲内」としつつ、警戒を呼びかけている。(外尾誠)