1日に発表された「2015ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10には、「アベ政治を許さない」「一億総活躍社会」「SEALDs(シールズ)」といった政治関連の言葉も3語が選ばれた。安全保障関連法制など政治への関心が高まった世相が反映されたという。ただ、「アベ政治を-」は、選考委員長自身が携わった安保反対運動から生まれたスローガンで、“身びいき”“自画自賛”と受け止められかねない。 「新語・流行語大賞は日本の社会の現実を映す鏡。日本の社会がトップ10の中から見えてくる。選考委員は、歪みのない現実を映す鏡を作ったつもりだ」 賞の選考委員長を務めるジャーナリストの鳥越俊太郎氏は1日、東京都内で開かれた表彰式で、こう語った。配布された鳥越氏の選評文には「今年は自民・公明が支える安倍政権が衆・参両院で安保法制を強行採決した結果、国民の反対運度(原文のママ)も広がり、政治関連の言葉がどうしても多数とな