豪華客船「クイーン・エリザベス(QE)」(長さ294メートル、9万900トン)が16日深夜、横浜港に初めて入港した。QEの高さは56・6メートルで、港の入り口に位置する横浜ベイブリッジ(満潮時の高さ55メートル)の下を通れない。そのため、海面が2メートルほど下がる干潮時を狙ってベイブリッジをくぐり抜けた。 国内初入港となった鹿児島港を15日夕に出たQEは16日午後11時過ぎ、横浜ベイブリッジの橋げたギリギリをゆっくりとくぐり抜け、大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)に着岸した。丸1日停泊し、再び干潮時の17日深夜に出港する。 客船の大型化で、過去にはベイブリッジをくぐれず、やむなく手前にある貨物用の大黒ふ頭(同市鶴見区)に着岸させたケースもあった。市は今回、「有名な船だから、表玄関をくぐってもらって歓迎したい」(担当者)と、異例の作戦に踏み切った。
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