2018年04月10日01:31 カテゴリ ヴァイッド・ハリルホジッチ監督解任に思う ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が指向した「縦に速いサッカー」は、確かに日本の問題点を解決するかに見えました。 ボールを安全につなぐばかりで前に運べず、相手が陣形を整えた中に攻め入っていくために、ボール保持率は高くてもチャンスが生まれないというのは、ブラジルワールドカップのときのデータに表れていました。 もっとも、アジアの中の戦いでは相手の形が整わないうちに攻めようと思っても、引いてくる相手に対しては有効ではありません。そこで「アジアを勝ち抜くサッカー」「ワールドカップでのサッカー」の2つを用意したのが岡田武史監督で、アジアで勝ったサッカーをワールドカップで実践しようとしたのがアルベルト・ザッケローニ監督だったと考えています。 対して、ハリルホジッチ監督はワールドカップでの戦いを意識した戦術をずっと採り続け