印刷 コンピューターに東大入試を突破させよう――そんな研究プロジェクトを、国立情報学研究所が立ち上げた。人間の言葉を理解し、「常識」を併せ持つ人工知能の開発を目指した試み。東京都内で14日開いたシンポジウムで、10年後に「合格」という目標を掲げ、研究への参加を呼びかけた。 膨大な記憶容量と計算速度を持つコンピューターは、すでにチェスの世界チャンピオンや米国のクイズ王を破るレベルに達している。しかし、入学テストのように普通の言葉で書かれた問題には、なかなか歯が立たない。 文章から意図や状況を読み取ったり、線画の意味を理解したりする能力に欠けるためだ。知識や論理だけでなく、知的判断の支えとして、常識が求められる場面でもお手上げとなる。人工知能の研究では、こうした分野の技術開発が焦点となっている。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます朝日新聞デジタルでは、以下のような関連記事も読めます