江戸時代に成立し、江戸中に広まった「浮世絵」。白黒の明解なコントラストにとりどりの色彩をまとうそのスタイルは、ゴッホやモネなどの印象派の画家たちに大きな影響を与えたとされています。 江戸庶民に愛され、西洋美術史にも多大な影響を与えた「浮世絵」の魅力とはいったい何なのでしょうか。 浮世絵のはじまり 浮世絵が描かれるようになったのは、17世紀後半ごろであると言われています。 江戸時代以前、戦乱が続いた世の中で「うきよ」という言葉は「憂世」という漢字があてられていたとされます。つまり、極楽浄土(あの世)に対する、憂いに満ちた世界(この世)。 しかし戦乱が終わり、江戸幕府が開かれ天下泰平の世になると、人々の生活に余裕が生まれ、特に町人たちを中心に「浮き浮きと日々を暮らそう」という考え方が芽生え始めました。このことから、「憂世」という字が「浮世」というものに変化していったのだと言われています。 「浮
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