1 固有名詞を入れて指示をする 「あなたにこそわかってほしい」「あなたにこそ聞いてほしい」と願う職員は、どの職場にもいる。指摘を受けても、我関せずというタイプの人間だ。 だが、リーダーは、躍起になってその職員をなんとかしようと思わない方がいい。もちろん、あきらめてもいけない。 では、どうしたらよいか。 例えば、全体の場で指示を聞いても自分には関係ないと思うのだから、個別に迫るしかない。指示の最中にさりげなく固有名詞を入れるだけでも違う。 2 一役一人制で舞台を用意する 自分には関係ないと思っている職員には、その人がやらざるをえない仕事を与えることだ。こう表現すると、マイナスのイメージがわいてしまうが、「その人の舞台を与える」と表現することもできる。プラスのイメージに転化するだけで、意識のもち方も違ってくるものだ。このようにして、チームの一員としての意識が低い職員には、存在感が出てくるような