少し前の話だけれど、随分と「シティボーイ」という単語を耳にした。 POPEYEリニューアル後の2012年春から始まり、感覚値では2013年の冬頃まで日本の流行を独占するかのような圧倒的な印象だったのに、いざブームからトレンドに昇華するかと言ったタイミングで急に勢いが衰えたように感じる。大流行とは裏腹に、シティーボーイは漠然としたイメージの中で一種の概念的に語られてきたが、定義付けは行われなかった。 何故だろうか。 彼らは記号的な被服(丸眼鏡や白靴下)やスタイル(中目黒1LDKに代表される)によってシティーボーイであると見なされ、パーソナリティによるものではなかった。これはシティボーイの格好をしている(と他者から認識される)マジョリティはシティーボーイ風コスプレをした何者かであり、多くの場合はコスチュームが故に誇張され歪められたステレオタイプを借用していただけに過ぎない。 本来のシティーボー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く