石川県は6日、同県七尾市の和倉温泉にある老舗旅館「加賀屋」で食事をした20~80歳代の男女15人が腹痛や下痢などの症状を訴え、うち7人の便から腸炎ビブリオが検出されたと発表した。 10人が入院したが、全員が回復傾向にある。県は食中毒と断定し、6~8日の3日間、本館の主 厨房 ( ちゅうぼう ) を使用停止処分とした。 県によると、15人は2日の夕食で、刺し身や「和牛ほお葉焼き」などを食べており、原因の特定を進めている。 加賀屋は「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で36年連続総合1位に選ばれている。小田 与之彦 ( よしひこ ) 社長は「ご迷惑をおかけし心よりおわびします。食の安心・安全の確保と信頼回復に努めます」とコメントした。