「横浜市では自分の年代はまだ接種できない。動きが遅く、あてにならない」 横浜市南区の男性会社員(48)はこう漏らす。 大阪府に住む同年代の親戚も、都内に住む勤務先の後輩も、7月末には自治体による新型コロナワクチンの接種を終えていた。 だが横浜市ではその時点では予約受付も始まっていなかった。男性は仕方なく、東京都内まで出向いて勤務先の職域接種を受けた。自分は接種できたが、市は頼りにならないという思いが募った。 新型コロナ対策の切り札とされるワクチン接種をめぐり、横浜市では混乱が続いた。高齢者向けに5月に始まった予約受付ではアクセスが集中し、サーバーが何度もダウン。電話予約もいっこうにつながらない状態が続いた。 若い世代への接種がいつごろになるか、見通しを示すのも遅れた。 川崎市は7月7日に早々と、12~59歳の市民の予約受付開始日を公表。もっとも遅い12~39歳でも、7月31日から予約ができ
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