古くから日本で受け継がれてきた「職人文化」が滅びつつある? 現状と課題を探るべく、飴細工職人である「アメシン」手塚真理さんとジモコロ編集長の柿次郎とともに、兵庫県小野市へ。デザイナーであるシーラカンス食堂の小林進也さんに取材しました。MORE THAN PROJECTとともに「播州刃物」をブランド化し、「MUJUN」プロジェクトとして海外へ売り出す小林さん。彼は職人技術の「見せ方」と「売り方」を変えようとしていました。 カンッカンッカンッ シュイィィィーン ストンッ 鉄の塊を叩いて、曲げて、磨いて、美しい鋏に仕上げる。何十年もかけて培われた職人の勘と技術のなせる技です。こうした職人技術はさまざまな分野にわたり、古くからこの日本で脈々と受け継がれてきました。 しかし今、日本全国で職人文化が滅びつつあるんです。 「滅ぶ」という響きで神妙な顔になってしまいました。ライターの友光だんごです。 「職