2018年7月21日のブックマーク (3件)

  • 地球温暖化懐疑派としてIPCC第5次報告書に物申す(後編) - 山内正敏|論座アーカイブ

    地球温暖化懐疑派としてIPCC第5次報告書に物申す(後編) 山内正敏 地球太陽系科学者、スウェーデン国立スペース物理研究所研究員 世界の気温を二酸化炭素による温室効果と結びつける考え方は100年以上も昔からある。例えば19世紀末にアルヘニウス(1903年ノーベル化学賞)が温室効果を数式化しており、岩波文庫『中谷宇吉郎の紀行集』(初出1957年11月)では、既に人間活動起源の二酸化炭素とスイスの氷河の後退の関係について可能性が述べられている(結果的には間違いであった)。 温室効果説が飛躍したのは、1967年に真鍋淑郎博士が温度上昇の定量的予測をしてからである。その後も温室効果に関する研究は、ことごとく先に理論があり、それがデータに現れるかどうかが議論された。 これは19世紀の有名な科学者ポアンカレの提唱した「仮説を検証する」科学手法の変形である。 ポアンカレの著書「科学と仮説」で示された科学

    地球温暖化懐疑派としてIPCC第5次報告書に物申す(後編) - 山内正敏|論座アーカイブ
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    KQX 2018/07/21
  • 地球温暖化懐疑派としてIPCC第5次報告書に物申す(前編) - 山内正敏|論座アーカイブ

    地球温暖化懐疑派としてIPCC第5次報告書に物申す(前編) 山内正敏 地球太陽系科学者、スウェーデン国立スペース物理研究所研究員 国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の第5次評価報告書(第一作業部会分)が公表され、過去60年間の温度上昇(地表平均で0.7度)の主要原因(dominant)が人為的である可能性が更に高まったと評価された。過去60年のうち、実際に温度が上昇したのは過去30年で、しかも1970年代までは自然活動が大きく寄与しているので、事実上、過去30年の温度上昇を人間活動の寄与によるものだと断定した内容になっている。 さて、この地球温暖化問題に関しては、「懐疑派」の存在を耳にした方が多いだろう。そして多くの日人が「懐疑派は現実を見ていない」とか「石油メジャーの御用学者だ」と思っているのではないか。そこで稿では、この懐疑派とIPCC関係者との対立のそもそもの理由

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    KQX 2018/07/21
  • 猛暑の原因に関する3つの誤解 【再掲】 - 山内正敏|論座アーカイブ

    猛暑の原因に関する3つの誤解 【再掲】 山内正敏 地球太陽系科学者、スウェーデン国立スペース物理研究所研究員 今年も猛暑が止まりません。18日には2013年以来の40度超えを記録。熱中症の症状で搬送される人もうなぎ登りで、命を落とす人も止まらない。しばらくは記録的な暑さが続くようですが、なぜ、こんなに暑いのでしょう。ただ、猛暑の原因については、幾つか誤解があるようです。2013年の記事を再掲します(WEBRONZA編集部)。 ※以下は、2013年8月12日公開のWEBRONZA記事 日の夏は年々暑くなっている。私の子供のころの記憶では、45年前は30度を超える日を暑いといった。そしてクーラーどころか扇風機なしで十分に仕事も勉強もできた。しかし今は35度を超える日を暑いと呼び、クーラー無しだと熱中症にかかる人がでる。もはや自然科学の問題を越えて、対策を真面目に考えなければならない社会問題と

    猛暑の原因に関する3つの誤解 【再掲】 - 山内正敏|論座アーカイブ
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    KQX 2018/07/21