東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会は28日、競技会場でスタッフ向けの食料が消費期限前に廃棄されていたと発表した。開会式があった国立競技場(東京都新宿区)で約4千食分を廃棄したほか、25日までに競技があった複数の会場で確認したという。26日から順次発注を見直しているといい、広報担当者は「多くのロスがあったことについて、おわびしたい」と謝罪した。 組織委によると、国立競技場については開会式3日前の20日に1万食分を発注していたという。すでに無観客での開催は決まっており、広報担当者は「食べない人が多かった。需要を過分に見積もって発注してしまった。足りなくなることをおそれるメンタリティーもあり、色々な要因が重なった」と理由を説明した。廃棄分は飼料などに再利用するという。26日からはフードロスが起きないよう、運用を改めた。 東京五輪をめぐっては、国際オリンピック委員会(IOC)が