打合せ前に若干手が空いたので、尖閣諸島関連の私感などをまとめておく。 巡視船への衝突後の日本の対応について 結果論としては良かったし、日本政府の対応は実務的には概ね全部正解だったと思っている。一つは、第7艦隊(7F)のパワーを東シナ海に呼び戻し、かつ南シナ海(スプラトリー)の問題と連結することができたこと。もう一つは、中国の危うさを世界中に一応アピールできたこと。 まず7Fについて。イラク戦争のフェードアウトを踏まえて、再編の動きが本格化しているのは、C-SPANとかで米国議会の動向を眺めてはムハーとなる向きにはよく知られている通り。そんなタイミングで中国海軍様が南シナ海にまたぞろ出張ってきたので、ミセス・クリントン閣下が「殺っちまいな」宣言されたのは、つい先日のこと。 一方の中国海軍様は何を思ったか、我らが固有の領土である尖閣諸島へと北進。普通に考えれば「ヘタを打った」となるのだが、もと