「女性は可愛い方が得」。このルッキズム(外見至上主義)に傷つけられた経験のある女性も多いのではないでしょうか。 『鏡の前で会いましょう』(講談社『BE LOVE』にて連載中)は見た目の可愛い女子と、ごつくて可愛いとは言えない女子の「入れ替わり」から引き起こされる物語です。実際入れ替わってみると、可愛い女子になったから、単純に幸せになれるわけでもなく、ごつい女の子の人生が不幸なわけでもない。この作品は、美人=幸せというルッキズムの愚かさを描くと同時に、人の持つエゴや本性までを鋭く指摘しています。どうして私たちはいつまで経っても外見に左右されるの? 外見がもたらす影響とは? 著者である坂井恵理さんにお話を伺いました。 『鏡の前で会いましょう』第1話試し読みはこちら 「ボーダーの服=モテない」みたいな決め付けは迷惑 ――ずばり、「女の子は可愛いほうが得」という言説は存在しますよね。坂井さんはこれ