私はテロリストがユーモアを解さなかったことを擁護しているのではありません。むしろ、「犯人たちはユーモアを失っていた」という言い方の中に、シャルリ・エブドのユーモアを解さない人間をテロリストと同じ集合の人間として分類する見方が含まれていることの気持ち悪さを指摘したつもりです。
コラムニストの小田嶋隆氏が、「「女性差別広告」への抗議騒動史」という記事をブログにアップした。そもそもの経緯は、小田嶋氏のツイッターでの「従軍いやん婦」発言にさかのぼる。その発言をめぐる一連の経緯はTogetter「小田嶋隆さんの”従軍いやん婦”発言をめぐるやりとり」参照。Twitterでの経緯から、小田嶋氏がこのブログ記事で言及している「フェミニズム運動にかかわっておられると思しき女性」というのは、私のことを指しているかと思われる。 ブログ記事としてアップし、追記まで加えておきながら、「以後、この問題については、議論しません」というのは、どうなのかとは思う。まあ一方で、私の側とすれば、絶版状態の本の文章をブログで批判するのもどうかと思っていたのだが、アップされたことで誰でも検証できる状態になったこともあり、批判をまとめるよい機会を与えていただいたということになる。小田嶋さん、ありがとうご
私は安倍晋三首相の施政方針演説を「ポエム」だと指摘しました。でも実は、安倍さんは、ポエムな言い回しにくるんではいますが結構、怖いことを言っているんですよ。 「みなさん」と呼びかけるスタイルも、「私がこうします」と言うのに比べるとへりくだった物言いですが、国民に参加や団結を促しているようにも聞こえます。求められるもの、負うべき義務は大きいぞ、と。戦後の行き過ぎた個人主義、そんなものは幻影に過ぎないのですが、それに対置される挙国一致な気分。「愛国心」とか生臭い言い回しを巧妙に避けつつ、個人主義をつぶして美しい国を取り戻す。そんな意図がこもってるんじゃないか、と深読みしたくもなります。
参院国家安全保障特別委員会の中川雅治委員長(自民党)は12月5日、特定秘密保護法案の採決を強行し、同法案は、自民、公明両党の賛成多数で可決された。これを受けて、政府、与党は、遅くとも会期末の12月6日までに、参院本会議で同法案を可決成立させる意向なのだそうだ。 率直に申し上げて、うんざりしている。 時期として手遅れになってしまったが、一応、思うところを書いておく。 タイミングのことを言うのなら、5カ月前の段階で既に手遅れだったと思う。さらに言えば、当件に関して、手遅れでないタイミングは、そもそも存在していなかったのかもしれない。自民党にフリーハンドを与えた以上、この日の来ることは既定路線だった。 これまでにも、当欄で特定秘密保護法案をとりあげる機会がなかったわけではないのだが、その度に、先送りにしていた。 理由は、ひとことで言えば、うんざりしていたからだ。 前半では、まず、私がこの話題を扱
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