様々な性のあり方を写真、演劇、絵画などの表現で伝えようと、「徳島カラーフリー文化祭」が28日、徳島市のアスティとくしまであった。同性愛者のレズビアンやゲイ、両性愛者のバイセクシュアル、心と体の性が一致しないトランスジェンダーなど、性的少数者の当事者や支援者でつくる「SAG徳島」が主催し、県内外からの約80人でにぎわった。 会場では、SAG徳島の代表で鳴門教育大大学院の葛西真記子教授(臨床心理学)による性的少数者についての説明や、当事者らによる音楽ライブ、性に関する演劇などがあった。 韓国の打楽器を演奏した東京都の諸葛(ちぇがる)やかさん(33)は男性に生まれたが、幼稚園のころから自分の性に違和感を持っていた。しぐさなどが女性らしく、「変わった男の子」と言われていたという。20代後半にネットで「トランスジェンダー」という言葉を知り、女性の服装を着たり女性ホルモンを注射したりするようになった。